CVポート(皮下埋没型中心静脈ポート)しぃーぶいぽーと(ひかまいぼつがたちゅうしんせいみゃくぽーと)
CV ポートは血管内に薬を長時間注入する場合に用います。抗がん剤治療や高カロリー輸液の投与などに用います。CV ポートは直径2~3cmの小型円盤状のタンクとカテーテルと呼ばれるチューブから出来ています。
ポートの中心にはセプタムと呼ばれる圧縮されたシリコンゴムがあり、そこにヒューバー針と呼ばれる専用の針を刺し、薬を流すことによりタンクを通って接続されているカテーテルへと薬が流れる仕組みになっています。
CV ポートは前胸部、上腕部などに埋め込まれます。CV ポートと接続されているカテーテル先端を上大静脈に留置し、ここから薬が体に注入されます。